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パーソナルコーチングとは? | 効果・料金・使い方のヒントまで徹底解説

パーソナルコーチングとは、コーチングを受ける人が自己実現や目的達成を自発的にできるように、コーチがコミュニケーションを通じて実現できるように支援する関わりのことをいいます。

日本では認知があまり高くありませんが、海外では一般化され始めています。

例えば、クリントン元大統領、マーク・ザッカーバーグ、グーグル共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、グーグル元会長兼CEOのエリック・シュミット、グーグルCEOのサンダー・ピチャイ、ジェフ・ベゾス、レディ・ガガ、ヒュー・ジャックマンなど、その分野で一流とされる人たちはコーチングを受けています。では一体どのようなテーマを扱い、なぜパーソナルコーチングを受けるのでしょうか。

また、パーソナルコーチングのコーチを探すことや、パーソナルコーチングを受ける上で大切な姿勢、もちろんパーソナルコーチングの効果、料金などおすすめの情報を解説していきます。

目次

1.パーソナルコーチングについて

1ー1.概要

パーソナルコーチングとは、コーチングを受ける人が自己実現や目的達成、課題解決を自発的にできるように、コーチがセッション(対話)を通じて支援する関わりのことをいいます。

複数人によるセミナー形式やワークショップではなく、コーチと1on1のセッション(対話)で行われ、セッションのテーマ内容は個人の具体的な(パーソナルな)事情を踏まえて行うのでパーソナルコーチングと呼ばれます。

1ー2.形式

クライアント(受ける人)とコーチの二人で、複数回・数ヶ月間をかけて実施することが一般的です。

二人で実施する理由は、コーチにとってクライアントの雰囲気やしぐさ、身振り手振り、表情、目線、声のトーン、言葉の一つひとつを感じ取ることが重要になるためで、基本的にはリアルな場での対面形式が一般的です。

しかし昨今のコロナ禍の状況下では、オンラインでのセッションが一般的になっています。

複数回・数ヶ月間をかけてセッション(対話)が行うのは、課題解決・目標達成に向け継続的なサポートを行う必要があるためです。

1ー3.取り扱うテーマ

パーソナルコーチングのテーマは、クライアントの人生におけるすべてです。

たとえばビジネスや仕事に絞っても、経営・組織・キャリア・やりたいこと・転職・独立など多岐に渡り、プライベートでは人間関係・結婚・家族・お金のことまで非常に幅広いテーマを扱います。

それぞれを専門にしたコーチが存在しているため、自分の悩み・目的に合ったコーチを探すとよいでしょう。

1ー4.コーチングとティーチングの違い

コーチングと似た意味の言葉に「ティーチング」があります。

コーチングとティーチングは、近い言葉なので混同されがちですが、両者には明確な意味の違いがあります。

コーチング(coaching)は、コーチがクライアント(相手)から答えを引き出すこと。つまりクライアント自身が何がしたいのか自己確認してもらいながら、これから自分がどうしたいのかクライアント自身が答えを出すことを言います。

一方、ティーチング(teaching)はその言葉通り、何かを知っている人から知らない人に教えることを言います。先生や上司が、生徒や部下に、答えを教えることですのでイメージがつきやすいでしょう。

コーチングはクライアントに答えを教えることはしません。上司が部下に「やり方を教える」ことは、コーチングではなく「ティーチング」ということになります。

一般的なビジネスシーンでは、ティーチングはまだ知識レベルが浅い若手やビギナークラスの部下に上司が関わるコミュニケーションスタイルになります。

しかし、部下のキャリアが増してくるとティーチングの関わりは限界があって、上司は気付きを与えることは難しくなります。

そこで必要となるのが「コーチング」です。教えるのではなくコミュニケーションを取るスタイルで関わり気づきを与えることが、部下の成長に繋がると言われています。

今流行りの1on1ミーティングは、育成を目的としていますので、部下の気付きを促すコーチングを取り入れたコミュニケーションであり、部下の成長に繋がる関わりなのです。

2.パーソナルコーチングを受けているのはどんな人か

2ー1.受ける人の役職属性、職種

パーソナルコーチングを受ける人の役職属性は、

  • 企業の経営者・役員クラスの方
  • ビジネスパーソン(会社員)で管理職の方、またリーダークラスの方

エグゼクティブクラス、管理職・リーダークラスの役職の方が多いです。

共通するのは、会社が成長フェーズでこれからさらに成長・拡大をしていこうとしている経営層、ミドルマネジメントポジションの方がコーチングを利用される傾向が高いです。

スタートアップ、ベンチャー系、成長拡大期の企業の方が比較的多いのですが、これらの方は変化が激しい業界にいらっしゃるケースが多く、事業や組織、またキャリア開発、将来設計はどうしたいのか。何から手をつけると理想の姿に近づけるのか。今の自分の状態を「自己確認」するリセットの場としてコーチングを利用されるのです。安定している会社で「上がり」ポジションの人はほとんどいません。

職種では、

  • 営業職:30%
  • コンサルタント・新規事業開発・人事(教育)・カスタマ職:各10%
  • webディレクター・システムエンジニア・研究開発・士業・IR広報:各5%
  • そのほか10%

※(ペイサー調べ:2021年度)

職種は、上記のように、営業職系が多いものの、様々な職種の方がコーチングを受けられています。

業界、業態、分野についても、偏りがなく、満遍なくバラエティーに富んでおり、自分の目標を達成させたい、事業・会社を成長させたいといったそんな「思い」はあるものの、

  • 何から手をつければいいか迷っている
  • ぐるぐる堂々巡りしてしまっている
  • 考え、悩んでいるエネルギーをポジティブに転換させたい

といった方がコーチングを受けているといえます。

2ー2.受ける人の年齢層

コーチングを受ける人の年齢層は以下のとおりです。

  • 20代:10%
  • 30代:30%
  • 40代:55%
  • 50代以上:5%

※(同調べ)

コーチングを受ける方で最も多いのは、「これから」の経営者や管理職・次世代リーダーで、30代前半から40代前半の方です。

30代前半から40代前半という時期は、社会人経験が一定期間経過し仕事にも慣れて責任あるポジションを会社で担っているため、これからの自分の人生を冷静に考えるタイミングだからです。

  • 今まで経験したことのない経営の視点や大きな決断が求められている
  • 組織をどうしていきたいのかというマネジメント面での自己確認・決断が必要である

このような状況が多く、いわば自分を高めていくことが必要になってくるタイミングといえるでしょう。

そんな時に、気になり出すのがパーソナルコーチングです。

「どういう自分でありたいのか」、「これから何をしたいのか」を今見つけたいと、プロのパーソナルコーチに伴走をお願いしたくなるのです。

50代以上の人が少ないのは、ある程度仕事やキャリア、ライフプランが固まっていて大きな変化を求めていないからで、コーチングを受けるまでもなくこの先の生き方がほぼ確定できていることが理由にあると思われます。

コーチングを受け始めるのは早いに越したことはありません。

コーチングを受けて節目で自分を見つめ直し自分の人生に積極的に関わっていくことが、これからのコーチングを受ける人の考え方になるでしょう。

とはいえ、昨今では年齢にも変化が見られ、20代・30代の方が増えています。

従来はエグゼクティブ、上級管理職の方がパーソナルコーチングを受けていたので年齢層が高い傾向が見られましたが、最近はパーソナルコーチングが身近になったためか若年層の需要が拡大しているようです。

3.パーソナルコーチングを受けるきっかけ・動機・目的

なぜパーソナルコーチングを受けるのか、コーチングを受ける人がどんなきっかけ・動機・目的からはじめたかを解説します。

大まかにまとめますと、以下のような理由が、パーソナルコーチングを受けるきっかけ・動機・目的となっています。

  1. 「事業・組織」を成長させたい:32%
  2. 自分の「キャリア」を見つけたい(転職・起業含):27%
  3. 「本当にやりたいこと」を見つけたい:23%
  4. 「マネジメントや育成」を見つめたい:18%
  5. 「もやもやの状態」から抜け出したい:14%
  6. 「人間関係の悩み」をなんとかしたい:10%

※(同調べ:複数回答)

以下から順に詳しく解説していきます。

3ー1.今後「事業・組織」を一段、成長させたい

最も多いのが、経営者や管理職の方で、事業や組織の成長のためにコーチングを受けたいと考える方です。

経営や、事業、組織運営、マネジメントは、自分が正しいと思い日々全力で取り組んでいても、うまくいかないことは実に多いのです。

ともすれば深みにはまって抜け出せなくなって、悪いスパイラルに陥ってしまう。そんな経験は誰にでもあるものです。

そんな時に自分を生かしながら、自分の中にいいイメージを持ってうまく望めるように、パーソナルコーチングを取り入れる方がいらっしゃいます。

そもそも、人は自分がどういう位置にいるのか、自分で正しく捉えることはとても難しいため、

  • 自分は今どんな状態なのか
  • 今後どこに向かいたいのか
  • 何をしたいのか

こうしたことが心の中でわかっているつもりでも、実はまったく違うことを考えていたり、思っていたのとは違う方向に行ってしまうことは多いものです。

そんな時に検討されるのがパーソナルコーチング。

受けられる方の多くは、パーソナルコーチングを受けることで、本当にありたい経営・組織・マネジメントに向けて、一度リセットして自分を立て直そうとするのです。

「色々試したのですがやっぱりパーソナルコーチングを受けようと思いまして…」とはじめられる方は、あとあと賢明な選択だったと口々にしています。

3ー2.自分の「キャリア」を見つめ「転職・起業」に生かしたい

20代後半、30代になって、仕事がだんだんわかるようになって慣れが出てくると、「このままこの仕事を続けていていいのだろうか」と考える時があります。

  • 「果たしてこの仕事にどんな意味があるのか」
  • 「自分じゃなくてもできるのでは」
  • 「だったら、今のうちに心からやりたいことに自分の時間をぶつけてみたい」

こうした考えを持ってはいても、この先どうしたものか今ひとつはっきりせずモヤモヤしまたまま困ってしまうことがあるのです。

いくら考えてもなかなかいい答えに辿り着けないし、仮に答えを出しても今ひとつしっくりこなかったり…

そんな状態で転職や起業について考えても、

  • 「どんな仕事をしたい?本当は何がしたいのだろう?」
  • 「転職か独立か?」
  • 「転職や起業をしても、果たしてやっていけるのだろうか?」
  • 「このまま今の会社にいた方がいいのだろうか」

このように堂々巡りになってしまい、転職や起業について自分一人で答えを探すのは、実は相当難しいことです。

そんな経緯やきっかけから、自分の「キャリア」を見つめ「転職・起業」に生かしたいと考える方が多いようです。

3ー3.自分の「本当にやりたいこと」を見つけたい

  • これをやりたくて毎日仕事をしているのにどうもしっくりこない
  • 何をやりたいか見えなくなってきてしまった

といった状況から「本当にやりたいこと」を見つけてそこに集中したくてパーソナルコーチングを受けはじめる方も多くいらっしゃいます。

「やってみたけど違う、本当にこれがやりたいのかどうも納得感がない」とか「自分は本当は何がしたいのか見えなくなって」と感じてしまった時にこそパーソナルコーチングの出番です。

コーチングを受ける人が「自己解像度」を高めて今の自分がどういう状態なのかを紐解かれていく。何を自分の「強み」にしているのか。何をしていてどんな瞬間を得ることが元気になるのか。まずは自分自身をわかること。その先に「本当にやりたいこと」や自身の「思い」が間違いなく見えてくるのです。

3ー4. 「マネジメントや育成」を今一度見つめたい

メンバーからマネジメントポジションが間もなくという方、管理職・マネジャー任用されたばかりの方は、自分は管理職としてこれからどうしていけばいいかわからないものです。自分のやり方が正しいか間違っているのか。そもそも管理って? 部下のマネジメント育成ってどう言うことが本質なのか。自分の中でどう消化していくのか?といった基本的なことから多くのこと。
会社で用意された管理職研修を受けたり、書店に並んでいるマネジメト関係の書籍を読んで、それらしいことをわかったつもりになったとしても、実際の職場・現場、部下がいる中では模範的なスタイルはほとんど通用せず今ひとつピンとこないこともあります。
そんな時にパーソナルコーチングを受けて、これからの管理職スタイルを自分なりに決断して実行に繋げるのです。マネジメント・組織開発を得意としたコーチであれば、管理職・マネジャーとして一般的に考え実行するための「役割」を問いかけ、コーチングを受ける人はマネジメントの本質や育成について、事前に考えを言語化することで自然と管理職・マネジャーとしてのトレーニングができるのです。
最近では、一人ひとりの価値観や多様性を尊重することが当たり前になっていたり、オンラインでのマネジメントになったりと、以前に比べ組織マネジメントの視野視点の難易度が高くなってきています。
以前に通用していた我流のマネジメントスタイルも限界があるので、今一度、どういうマネジメント、育成をしていくのか。あらためて深く知る上で、コーチングを受けるきっかけとしているのです。

3ー5. 職場の「人間関係の悩み」をなんとかしたい

仕事や職場の「悩み」のほとんどは「人間関係の悩み」と言っても言い過ぎではありません。それだけ人は「他人との関係性」で悩んでいるものなのです。
上司との関係だけでなく、部下との関係、また部署間の横の人とうまくいかなかったりで、ストレスやプレッシャーから落ち込んで本来の自分でなくなったりするのです。そうなるとどうしていけばいいか先がまったく見えず、会社を辞めることでしか解決できないと思い込むこともあるのです。
そんなことをきっかけにして、「人との関係性」をテーマにパーソナルコーチングを受ける方がいらっしゃるのです。
一方で、最初から「人間関係」が悩みでコーチングを受けたいといったテーマがクリアになっていないこともあります。例えば、自分のキャリアについてテーマにセッションを始めたものの、コーチと話をしているうちに少しづつ本当の悩みが「人との関係性」にあるとわかることもあるのです。
という具合に、「人との関係性」はなかなか表面化しにくかったり、コーチングを受ける人が自分でも気づかないこともあるのです。

3ー6.今の「もやもやの状態」から抜け出したい

毎日作業に追われて、本当に自分のやりたかったことができていない。どうにかしたいけど思考の整理ができずにいる。心の余裕すらない。今もずっと「もやもや」している。こんな状態をなんとかしたくて、パーソナルコーチングを受けはじめる人は少なくありません。
何に「もやもや」しているのかも、それすら見えなくなっている。そうなると毎日が作業だけで終わってしまい、これでいいのかとまた「もやもや」するのです。「もやもや」の繰り返しが長く続き、何週間、何ヶ月とあっと言う間に時が経ってしまいます。
抜け出すには、コーチングでじっくりコーチの「問い」に答えることから始めてみてください。今の自分の「自己確認」ができて、霧の中からぱあっと抜け出せる感覚が得られて、「すっきりしました」「見えてきました」「明日からこれやります」とそこから前に進むことができるのです。

4.パーソナルコーチングを受ける意味・期待できる効果

パーソナルコーチングを受けることで以下のような効果が期待でき、それぞれの人はコーチングを受ける意味があるのです。

  1.  一人ではたどり着けない「潜在意識」に気づくことができる
  2.  「自己解像度」が高まり「自分の強み」が見つけ出せる
  3.  ありたい自分の「本当の目標」がクリアになる
  4.  自己変革への「行動」の道筋が見えてくる
  5.   「目標達成」を手に入れて、人生が前に進む

以下から順に詳しく解説していきます。

4ー1.一人ではたどり着けない「潜在意識」に気づくことができる

例えば、転職で悩んでいるとします。「転職しようかなぁ。でも、次の職場でうまくやっていけるか保証はない。だったら今の会社に残ったほうがいんじゃないか」と考えるうちにうやむやになってしまい決断できずにいる。ときどき思い返すけれど、思考の堂々巡りから抜け出せない。。。このような経験は誰でもあると思います。おそらく現状のままではずっと結論にたどり着くことができません。
しかし、コーチとセッション(対話)は自分の思考をぐっと高める時間であり、コーチの「問いかけ」から導かれた思考の「質」は、本当にやりたい「潜在意識」に触れることができて「やりたいことが何なのか」をクリアに気づける効果があるのです。
今とこれからの「経営、マネジメント、仕事、人間関係、キャリア、転職、人生」も。ここから思わぬ将来の可能性が見えてきて、想像すらしいないことにチャレンジしたくなる自分に出会える効果があるのです。

4ー2.「自己解像度」が高まり「自分の強み」が見つけ出せる

仕事でとあるプロジェクトに関わっているときに、なぜかやる気が沸かず仕事のパフォーマンスが上がってこないことがあります。うまくこなせていたと思っていたのにどうもうまくいかない、、、。このような悩みをもつビジネスパーソンは少なくないでしょう。
パーソナルコーチングを受けたクライアントは「考えが整理されてスッキリした」「何がしたいのか見えてきた」と感想を口にすることがありますが、これは自分の本当の思いや志向が自分の中でクリアになった効果です。
「自己確認」をして「自己解像度」を高めていくと、自分の立ち位置や、何を目標にしたいのか、今何が課題なのか、どこからどう進むのかを見ることができるのです。霧の中からすっと抜け出ていく感じです。
「自己解像度」を高めることは「自分の強み」に気づくプロセスにもなって、他にない「自分の強み」の活かし方を考えることにもつなげることができるのです。
冒頭の例では、「自分の強み」の「活かし方」が間違っていることを「自己理解」することが大切です。プロジェクトに「自分らしく」「どう関わりたい」のかを客観視することが必要なのです。もちろん仕事ですからすべて自分のやり方に変えることはできません。ただ自分なりに、仕事の楽しさを感じるにはどう関わっていくのか、いかに「自分の強み」を発揮していくのか。自分をコントロールすることは可能ですから、目の前、この先の仕事に向き合える自分になる、そんな効果もあるのです。

4ー3.ありたい自分の「本当の目標」がクリアになる

パーソナルコーチングで大事なのは、今の自分の「自己確認」はもちろん、そこから「自分はどうありたいか」「何をしたいか」の「目標・ゴール」を決めることです。
例えば、「何かを変えたい」と漠然と思っていても、では「何を変えたいのか」「その先どうなっていたいか」の「決め」がないとふわふわ宙ぶらりんのままです。ここで、「目標・ゴール」の設定をするだけで、一気に景色が変わり、今の自分とのギャップや、この先どうしていきたいかが見えてくるのです。
そのためにコーチから適切な「問い」を受け、コーチングを受ける人が潜在意識と対話(=内省)をしていくことで、薄ぼんやりしている「目標・ゴール」が徐々にクリアになって可視化される効果が得られるのです。
(「自己確認」→「目標・ゴール」の明確化は意外と大事なプロセスなのですが、自分1人(セルフ)だけでクリアになることはほぼ不可能です。)
個人の「目標・ゴール」は、対話を続けていくうちに、変化して、コーチングを受ける本人が当初は想定していなかった思わぬ「目標」になることもあります。実は「本当の目標」はそこにあって、自ら心の底から今の職場や自分の人生で「やってみたい」「ありたい自分」は「これだ」というものが見えてくるのです。
パーソナルコーチングはこの不思議な感覚を得られるのです。

4ー4.自己変革への「行動」の道筋が見えてくる

自分で決めた「目標・ゴール」は、日々の仕事や諸事情があるので進まないことがあります。そんな時にこそパーソナルコーチが伴走してくれて、前に進める動きを確実にしてくれる効果が期待できます。
コーチはセッションの中で、いつまで、どこまで、どれくらいやりたいか、決してTODOにすることなく、自分に合ったペースで道筋を作りながら個人の志向を最大限に尊重し「意志と決断」を引き出してくれるのです。
何より、人は自分に甘くなるのが当然で、自分と交わす約束よりコーチと交わす約束のほうが決めたことを「守る」意識が強く働きます。自己防衛本能が働く脳をわかった上で、コーチはいつまでに何をどれくらいするのか約束してもらうことで行動を促し、定期的にセッションをしながら二人三脚でコーチングを受ける人の自己変革の歩みを進めてくれるのです。
たとえできなかったとしても、コーチは職場の上司のようにストレスやプレッシャーを掛けてくることはなく、むしろ次を見据えてできる範囲のスモールステップを新しく問うてくれるそんな関わりを持ってくれます。
できない、進まない障害があることも事前に想定し、それはどんなことで、どう避けていくかも事前にセッションで考えますので、慌てたり焦ることなく、普段通り進めることができるのです。

4ー5.「目標達成」を手に入れて、人生が前に進む

パーソナルコーチングの効果は、コーチングを受ける人が「やりたいこと」を見つけ「ありたい姿」になっていくこと。つまり個人の「目標達成」が手に入ることにあります。
そのためにコーチは、コーチングを受ける人に適切な「問い」を投げかけ「自己確認」をしてもらい「目標・ゴール」を決め、そこに至る「道筋」をクリアにしていく関わりを続けてくれるのです。
自分一人では、右往左往、時に迷宮にはまってしまい抜けられないことがあったり、あきらめたり、忘れてしまったりで、いわゆる3日坊主になってしまうこともありますが、コーチがいれば自分が「やりたく」なって、自分で「決めた」目標の達成にいちはやく到達できる効果を手に入れられるのです。
「目標達成」が実現すると、それは自分がありたい人生に一歩近づくことになるはずで、コーチングを受ける人の人生のコマが一つクリアされたことになるのです。パーソナルコーチングは、いわば自己実現に早く近づけるそんな効果があるのです。

5. パーソナルコーチングを選ぶ上で重要なポイント

パーソナルコーチングを選ぶ上で、コーチングを受ける人はどんなポイントを重視しているのかを解説します
5ー1. コーチの「得意領域」、コーチングの「特長」をしらべておく
5ー2. 本気で解決したいなら「専業プロコーチ」にお願いする
5ー3. コーチのコーチング「実績」を聞いてみる
以下から順に詳しく解説していきます。

5ー1.コーチの「得意領域」、コーチングの「特長」をしらべておく

パーソナルコーチングといっても、細かく区分すると、エグゼクティブ向け、ビジネスマン向け、人生を扱うライフ向け、家族を対象にしたファミリー向けのコーチングがあります。それぞれ通称でエグゼクティブコーチング、ビジネスコーチング、ライフコーチング、ファミリーコーチングと表現して、コーチによって自称(**)コーチと言っている方がいます。いわば自分の立場やスタンスを表明してコーチングを受ける人を選んでいるということです。
コーチングをするうえで比較的難易度が高いのがエグゼクティブコーチングです。対象者が企業のTOP(社長)、役員クラスになりますので、コーチングを受ける人の事業運営や組織の悩み、社長の視点を理解した上で正しい「問い」かけが必要になってくるからです。単純に「(あなたは)今どんな気持ちですか?」という、コーチングスクールで学んだ問いかけだけでは、コーチングを受ける人にとって良い「問い」にならずまったく心に刺さりません。ビギナーにありがちなとんちんかんなコーチングセッションになってしまい、コーチングを受ける人から「コーチングって意味ないよね」とその効果に疑問が出てくるでしょう。
コーチングを受ける人はコーチの経験やキャリア、得意領域について、根拠ある理論的背景や構造を理解している方なのかは重要なポイントとしてください。
「コーチは相性で決めよう」と言われたりしますが、「いい人っぽい」は大事でしょうがせっかくお金と時間をかけるので、自分のコーチングのテーマがこのコーチにフィット感があるかどうかもパーソナルコーチングを選ぶ上で重要なポイントなのです。

5ー2.本気で解決したいなら「専業プロコーチ」にお願いする

副業の盛り上がりで近ごろ「コーチ」を目指している人が大幅に増えています。またコーチングを学ぶスクールは新しい形態のスクールが開設され毎月のように新「コーチ」が世に溢れ出てきています。
ある意味、コーチはコーチングを受ける人以上に供給過多な状況と言えますので、「コーチ」が今どんな職業立場でいるのかをポイントにしてください。
一つは、そのコーチがコーチングを「専業プロ(なりわい)」としてやっているか。「専業プロ」は、そこから逃げることができませんので、副業でやっている方に比べて覚悟が違っています。自己研鑽もプロである以上怠らず、コーチとしてのinput/outputは欠かしていません。また本業がプロコーチですので、バイト代程度でやるには生活が心もとないので料金は1時間数万円の設定でやっているはずです。そうやって自分のサービスに責任を持ってやっているのです。
副業の方や、コーチになったばかりの人は、練習相手が必要ですので料金の設定が低く1時間数千円でやっている人もいます。本業があるので、ある意味失敗しても、痛手が少なく失うものは少ないからできるのでしょう。
本気でコーチングを受けたいなら「専業プロコーチ」を、自分のマイコーチにしてください。

5ー3.コーチのコーチング「実績」を聞いてみる

コーチの実績は必ず聞いてください。プロフェッショナルコーチは、対象者のバリエーションが多彩で、経験が豊富、そこからコーチの得意としている領域が見えてきます。
例えば、経営者を中心にコーチングの実績がある方であれば、エグゼクティブコーチングに強みがある方で、経営や組織、マネジメントに一定の知見があると見ていいでしょう。他に転職・キャリア開発向けのコーチングや、夫婦向けコーチングを強みにしている人もいらっします。
反対に、コーチ修行中で練習相手探している人、ビギナークラスコーチの場合は実績、経験が少ないので期待したコーチングの効果が得られるかはわかりません。
また知り合い・友人の方ばかりだと料金の発生がなくお付き合いでやっていたり、一方で職場で部下の方へのコーチングの場合は、上下関係が成り立っている前提でのコーチングで、本来のコーチングと言えるのかという問題があります。
こうしたコーチングの場合は、予定調和なコーチングになっていたり、うまくコーチングができたとコーチが思っていても、それは上司部下の関係がある中、部下が忖度して「コーチング、良かったです」と言っているケースもあるのです。
パーソナルコーチングを選ぶ上でコーチの確からしさ、また力量は実績が物語っていますので、コーチングの「実績」は事前に確かめておきたい重要なポイントといえます。
こんなポイントを注意してコーチングを選んでいただくよう、くれぐれもつかまされないようにしてください。

6.コーチングを受ける上で大切な姿勢

パーソナルコーチングを有意義な自己投資にするためには、コーチを受ける側の心構えが非常に重要です。高い効果を得るためには受け身にならないことです。
基本的にコーチングはコーチが「答え」を教えてくれるものではなく、コーチによる良質な問いかけからコーチングを受ける人が自分自身で「気づき」を得て「答え」を見つけていくものです。「コーチがすべてを考えてくれる」といった姿勢ではパーソナルコーチングの目的を叶えることができないのです。
コーチングでは「答え」はすでに自分のなかに存在しているという考えがあります。コーチの問いかけに対して積極的に自己開示をして真剣に考えることができれば、「答え」に必ず到達することができるのです。
「本気で自分を変えたい」「成し遂げたいことがある」という能動的な姿勢で臨めば、パーソナルコーチングで得られる価値はより大きなものとなるでしょう。

7.パーソナルコーチングの料金

パーソナルコーチングの料金相場について解説します。料金お相場は、時間と回数、対象コーチ、パーソナルコーチングを受ける人の立場・役職・ポジションによって変わって来ますので、一概に「高い、安い」と判断できませんが、参考までに一つの目安にしてください。
7ー1.パーソナルコーチングのサービス料金相場
7ー2.パーソナルコーチングの料金比較

7ー1.パーソナルコーチングのサービス料金相場

コーチングの料金は1時間あたりおよそ1万円台から、2、3万円となっています。経営者クラスの方を対象にしたエグゼクティブコーチングの料金では5万円から10万円がスタートライン。
法人企業で、経営陣(社長、役員)にコーチングを受けてもらうケースですと、半年〜1年以上の契約で1回あたりに換算すると30万円以上の料金設定があります。それだけ、経営幹部がコーチングを受けると事業の価値創造につながるという証拠であり、十分投資価値に見合ったサービスとされています。
個人のパーソナルコーチングで初回お試しセッション5000円程度の設定もあります。興味があるけどコーチングを受けることに悩んでいらっしゃる方はまずはそこから始めてみるのもいいでしょう。
パーソナルコーチングの料金を1万円以内に廉価に設定しているケースもあるますがくれぐれも気をつけてください。コーチとして練習相手を探している人や、副業でアルバイト感覚でやっている人、コーチとして実績がなくサービスに自信が持てない人はお安く設定しています。それなりの理由があるということです。コーチングが雑談程度で終わってしまうこともありますので、実績のあるコーチ選びを慎重にしてください。

7ー2.パーソナルコーチングの料金比較

コーチングサービスを提供している会社の料金を以下にまとめました。各社の料金はコーチング時間や回数、コーチのレベル、コーチングを受ける人の役職、ポジションによって変わってきますが、一般的に60分を目安に一回あたりの料金を設定しています。コーチング会社によってまちまちですので詳細は各社の料金を事前に確認してください。

本当に良いコーチに巡り会えないという声。
エグゼクティブの方に応えきれていない問題を、私たちが解決していきます。