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経営者のためのエグゼクティブコーチング|効果・費用・導入の流れを徹底解説

経営者向けコーチングで意志決定を支援エグゼクティブコーチングとは、会社の経営者や取締役、幹部といった「エグゼクティブ対象としたコーチング」のことをいいます。

会社社長をはじめ取締役(経営幹部)は事業の意思決定を日々求めらる中、自己認識高め事業を大局的に捉える必要があります。

また短期的な対処だけでなく、視座を高め中長期的に組織事業に好循環をもたらし、成果創出につなげる意思決定行動の質の向上をしていかなければなりません。

事業、組織、自身の今後のことを考えている

(もろもろの葛藤を突破させるエグゼクティブ。組織・事業をクリアにして、高いインパクトをもたらしてください)

そんな中、エグゼクティブコーチとの対話によって、経営者は自分では自覚できていない事業組織の課題に気付き、自己解像度高め事前に紐解きをして体制を整えていく。

思考を高められると、次の一手が見えてきて、行動が精度を高め組織成果に直結していくのです。

山積する課題をかわして、事業推進に向けた思考と行動を次のステージへ。パフォーマンスが高まると自ずと成果が高まっていく。そのためにエグゼクティブコーチングがあると考えます。

(※コーチングについての効果やテーマを、ンラインコーチング(ペイサーHP)としてかんたんですが説明していますので参考にどうぞ)

 

さて、スタンフォード大学 経営大学院の顧問委員会75人に「リーダーが伸ばすべきもっとも重要な能力は何か?」と調査をしたところ、「自己認識(Self awareness)力」との結果が出ました。

日本では一方で、経営者個人はそもそも「自己確認する機会」や「解像度を高めて将来を考えるための時間」をほとんど取っていません。

VUCAだからこそ、経営判断を求められる会社のトップ・取締役役員、エグゼクティブには今の自身の現状を俯瞰して正しく「認識」すること。また状況に合わせて正しく「意志決定」をして、事業を一段磨き込んで欲しい。

孤独と言われる経営者は高い成果を上げる組織を作りあげる「能力」を自ら磨き続けるために、エグゼクティブコーチングの「機会」が求められているのです。

このページ全体では、エグゼクティブコーチングを受けているのはどんな人か、オススメの人はどんな人か。またその効果やエグゼクティブコーチの選び方、費用相場がどれくらいなのか、どんな会社なのかについて解説します。法人、個人の方の立場に問わずご覧ください

※ コーチングをまずはトライアルで試してみたい個人の方は↓ライアル体験セッション(個人申込)をどうぞ。

中小企業の社長や役員の方を含め、法人申込の方は、トライアル体験セッション(法人・企業申込)をお申し込みください。

目次

1.経営者向けエグゼクティブコーチングとは?

1ー1.経営者向けエグゼクティブコーチングの定義

エグゼクティブコーチングとは会社の経営者である社長(CEO)や役員・幹部といったエグゼクティブを対象にした「経営者向けのコーチング」です。

悩み尽きない経営者の経営や事業戦略、組織の課題について、自らの思考を整理し、次の行動の解像度を高め、推進力とパフォーマンスを引き上げ組織成果に直結させること。

経営者にとって、経営・事業を、より早く、より遠くへ導く、それがエグゼクティブコーチングなのです。

エグゼクティブがオフィスで悩む

(※経営者は日々に悩みはつきもの。自らの棚卸し、壁打ちにはエグゼクティブコーチングを取り入れるのがいい)

※さて、エグゼクティブコーチングを理解する前に、そもそもコーチングとは?| (意味・目的・効果)とは何か、ベースを理解しておくことはオススメしておきます。

よりエグゼクティブコーチングの理解が進み、お役立てできるはずですのでまずはご一読ください

1ー2.経営者向けエグゼクティブコーチングの特徴

エグゼクティブは気が休まる時がなかなかありません。定期的に立ち止まって次の事業・組織のことを考えたいが余裕が見つからない。

そんな時こをあえて優先して、エグゼクティブコーチングで自己客観視の場を。自分を振り返り、複雑に入り組んだ課題を解きほぐしクリアにしていく必要があるのです。

事業の戦略、それを支えるチーム、組織、人材育成、ミドルマネジメントのこれからについて。時には大胆に、一方で緻密な設計を。

根源の課題感を見極めながら、細部に命を吹き込み設計していくための思考を整えるのです。

そのプロセスが結果として事業・組織へ高いインパクトをもたらすゆえ、時間がない時こそ自らの思考が高まる時間を「押さえる」ことからはじめるのがいいでしょう。

 

女性、シニア管理職マネジャー、1人、悩み中。コーチングを受けたいと思っておるけどまだ自覚がない様子

(※課題が絡んでくると何に悩んでいるかさえ見失うことも。そんな兆しが出てきたらエグゼクティブコーチングを取り入れるタイミング)

孤独と言われるエグゼクティブ本人の可能性がさらに引き出され、率先して意識・行動変容を遂げながら、未来に向けて価値創出し進化していくために

1ー3.扱うテーマの具体例(意志決定・リーダーシップ・組織開発)

エグゼクティブコーチングでは、企業の事業推進やリーダーシップ、マネジメント組織課題が主なテーマとして取り扱い、多様価値観を持たれる部下・メンバーと共に成果創出していきます。

今までとは異なる視点や考え方、またゴール設計までの合意形成について自己理解一段高める目的で始めていらっしゃいます。

テーマは自然と仕事に関するものとなります。ただし、個人的な問題が企業成長に関わっている場合は、その限りではありません。

全社員に向けて、理念、ミッション、ビジョンをプレゼン中の経営者。コーチングでコンテンツを準備し考えている

(※ビジョンを示しても、なかなか伝わらない、組織のレベルを高めたいフェーズにはエグゼクティブコーチング)

・テーマ例
ー 経営戦略の立案や意思決定
ー 全社へのビジョン、理念浸透
ー 組織・風土・人事制度改革
ー 次世代リーダー、管理職・マネジャー育成
ー イノベーションの促進、生産性向上
ー 経営層のパフォーマンス向上を目的とした自己変革
ー 部下や苦手タイプとのメンバーのマネジメント
チームビルディング

 

 

 

経営層に多いテーマの一つが マネジメントコーチング|従来の管理型マネジメントとの違いです。

大企業ならともかく、中小、スモールスタートの会社では、ミドルマネジメント(管理職)の育成について悩みどころであるのは各社の共通です

1ー4.コーチング・ティーチング・コンサルティングの違い

コーチング
すでに示しているように本人(相手)が自らの課題やゴールに気づき、行動が決まるようにしていくことを言います。

ティーチング
教える=teachから来ている通り、本人(相手)がまだ知らない知識やスキルや情報を教えることを言います。

コンサルティング
本人(相手)が抱える課題を捉え、専門的な知識やノウハウ、スキルで解決していくことを言います。

エグゼクティブコーチングは、コーチから答えを教えてもらうことやソリューションを提供することはありません。経営戦略の立案や企業分析をしてくれるわけでもありません。

ただ経験豊富で知見があるベテランのプロのコーチは、本人(相手)が抱える問題の本質をいち早く察知し、見逃すことなく、自身が問題解決に向き合い解決できるよう高いレベル(質)の問いを投げかけてくるのです

答えはその人本人が持っている、とはコーチが必ずクリアに見えるように導いてくれるからこそ。プロゆえの問いかけがあるからに他なりません

エグゼクティブコーチとクライアント(ビジネスパーソン)の画像

(エグゼクティブひとり一人の悩みに合わせて、コーチが共にゴールに導いてくれます)

2.経営者が得られるエグゼクティブコーチングの効果

2-1.経営者の意思決定の質とスピードが高まる

いくら商品サービスや事業モデルが秀逸だったとしても、事業を動かすのは最後は「」。

個人やチーム、組織のを最大限に引き出さなければ、事業の成果は見出せません。

経営者は経営者たるリーダーシップがあるがゆえ経営者になっているものですが、とかく、その自覚があまりありません。

「自分と同じようにリーダーシップがあるはずだ」と、社内のメンバー個々全員に求めがちですがそれは無理筋というものです。

個人や組織の能力がいかに引き出され、小さいかもしれませんが、最大公約数で実現していくか。そのためのマネジメントの自らのあり方を、振り返り、今後試していく必要があるのです。

意志決定の質とスピードは、まずは自分の今のあり方がどうなのか。自己理解しわかっていることがまずは前提なのです

 

悩める若手社長。エグゼクティブは自らの意志決定にの迷いをなんとかしたいと熟慮中

(星今までの成功法則だけでは通じない。新たな視点獲得のためのコーチングを)2-2.経験学習学習と実行の定期サイクルが習慣化される

日々の業務が山ほど出てききて時間が足りない経営者。やることや、トラブルに見舞われて、息がつけないくらいで、1週間、1ヶ月が経つのがあっという間。

そのままでは、発展性が滞ったまま、同じところをぐるぐる回る悪循環
断ち切るためには、立ち止まって、自身の思考や行動を冷静に振り返る内省の時間が必要です。

「そんな時間なんてない」とお叱りの言葉を頂戴するかもしれませんが、そういった思考自体が悪いサイクルの引き起こす要因なのかもしれません。

現場を整理できずもやもやしている管理職マネジャー。コーチングを受けて自己解像度が高めスッキリするといい

(※仕事や人間関係にもやもやしたらコーチングのタイミングです)

目の前のことももちろん大事ですが、そもそも何のためにやっているのか。本当のゴールやあるべき姿って何でしたっけ?  打ち手の一つ、実行した時に出てくる影響。そうならないための思考と準備。そういった習慣づけ自体を見つめてみる必要があるといえるでしょう。

定期的なリフレクションを身につけることで、次なる成長への舵を切れるのがコーチングです

2-3.経営者、エグゼクティブのマネジメント資質の向上

VUCA、市場予測が困難な現在の市場の環境において、エグゼクティブ層の経営判断は企業の進退を大きく左右します。

高度な意思決定を適切なタイミングで行うための、リーダーとしての適切な視座・視点を持つこと、また経営判断やマネジメント、人間関係を含め、いわば「あり方」「人としての」が問われてきます。

エグゼクティブとして、周囲から注がれる視線、問われる資質。今までとは違って、さらに高みに向かう意識変革行動変革が期待できます。

この実践的な取り組みはビジネスコーチングの目的や効果で解説していますので、参考にしてください

2-4.エグゼクティブの精神的コンディションの安定

大きな責任を負うエグゼクティブ層は、多かれ少なかれ「恐怖」と戦うポジションといるといえます。

経営のトップに昇り詰めるほど周りに弱みを見せにくくなるもので孤独になりがち。社内に相談できる人が減っていく状況下で決断を迫られることは必然。

それゆえ日頃から自らを振り返り、バージョンアップさせること。また問いを立ててくれる存在や、時に忖度なく意見やアドバイスがある伴走者は不可欠なのです。

エグゼクティブコーチは、事業や組織の知見の引き出しが溢れている

(社内の役職や肩書き、社内のルールをいくら整備してもうまくはいかない。論理だけで人が動くなら苦労はしない)

エグゼクティブコーチングを取り入れることは冷静に状況を認識して、適切な意思決定ができる心理状態へと導いていくことに繋がります。

またコーチと強い信頼関係を構築できますので、孤独になりがちな経営者の心強いパートナー、相談者(壁打ち相手)となってくれるでしょう

2-5.経営が期待する組織全体の成果やエンゲージメントの向上

影響力のあるエグゼクティブ層の変化は組織全体に広がり、社員や部下の意識変革に繋がります。

また、コーチングセッションを続けていくと、自身にコーチングスキルが身につくものです。

部下との対話にもコーチングを活かせるようになり、コミュニケーションの質や部下との関係性が向上。

結果として、社員の自律性が高まることに繋がり社内の空気感が事業前進に向けて挑戦的になるといった組織風土変革が期待できます。

コミュニケーションの向上が組織風土を変え、時間の経過とともに、エグゼクティブから管理職、またメンバーレベルの変革への行動や取り組みとして表れ、成果として売上や利益の数字にインパクトをもたらすのです。

組織の成果を上げるマネジメント実践のそれぞれについては、マネジメントが上手くいくポイント・コツにも通じている上司が押さえておきたい行動です

3.エグゼクティブコーチングを取り入れるべき人

エグゼクティブコーチングをはじめる方の多くは経営者です。

現時点で、マイナスをまずはゼロに向かわせたい人。ゼロをプラスにしたい人。プラスをさらに超えていきたい人。

事業に大きなインパクトをもたらす期待を背負っている、社長、経営陣や本部長、事業部長などの上級管理職、事業責任のある方。

自分1人だと、今までは出来ていたことが、自分の枠や思考のクセから抜け出せず知らないうちにスタックするものです。

売上や利益、成果に直結する責任がある人がコーチングを取り入れると、事業や組織が今以上にさらに磨かれ間違いなく前進してくはずです

経営者向けコーチングのセッション中の画像

(ハウツーを知るよりも、なぜハウツーが知りたいのかを紐解くのがコーチング)

3−1.成長ステージや企業規模に応じた経営者・幹部

社長といっても規模感や属性はさまざまで、たとえば、法人成り一人社長マイクロ法人スモール企業といった方。

社長個人がすべでの事業に目配せせざるを得ず、すべての領域を請け負っているエグゼクティブの方がいらっしゃいます。

事業の成長段階によりますが、スタート時は、商品、サービスの開発から、マーケティング、営業、カスタマー対応・サービス・フォローまで一気通貫に行う必要があります。また、総務や経理にも外部委託も含めほぼすべて一人で手掛けているのが、多かれ少なかれの事情でしょう。

一人でなんとか会社全体を見ることを経て、次の成長段階は、数人のアルバイトの方や、社員の方を採用しているステージ(フェーズ)にいらっしゃるエグゼクティブの方。

そこを経過しさらに拡大。人数は10人を超え出してきている。ただこの先、組織をどう作り込み、拡大していくのか悩み始めている社長、エグゼクティブの方。

さらには、10人弱前後から30人くらいまでの規模の社長、経営陣の方。いわゆる中小・零細企業と言われる会社のエグゼクティブの方。

デスクでPCを前に物思いに耽っている40代経営者。事業、組織に悩みは尽きない。エグゼクティブにとって思考を整理して、次のステージにいきたいという画像

(経営者、エグゼクティブは、日々突発的な対処で忙殺される。対処ばかりの組織でない、より強固な組織をいかに作り上げるかをコーチングの場で考えたい)

また最近では、創業間もない起業家が自分の振り返りを定期的に取るためにエグゼクティブコーチングを取り入れる場合があります。

ではそんな成長ステージにいる方が、なぜエグゼクティブコーチングを取り入れはじめるのか。具体的にどんなシーン、タイミングだからコーチングを受けようとするのか示しておきます

3−2.事業を1段階成長させたいタイミングに来た経営者

・商品サービスは確立したが、組織作りが後回しになっている
・プレイヤー社長のままだと頭打ち。組織としても拡大が必要

ただ、すべてをエグゼクティブ(あるいはTOPの方)が実行するのは難度があるため

最近では社内での1on1の難しさから、1on1コーチング を外部に委託する例も増えています

3−3.新任社長・取締役・執行役員含め経営幹部に任用された方

・新しく役職に就任。自身をバージョンアップさせないといけない
・ステージ、管掌領域が変わり今までの経験だけでは立ちいかない

エグゼクティブコーチング セッション風景

経営者向けコーチングでTOP、幹部の意志決定を支援

3−4.自身のリーダーシップスタイルを見直したい経営者・幹部

・TOPダウンスタイルは通用しない。リーダーシップのあり方を考えたい
・すべて自分が決め実行してきた。果たしてこのまま永続できるのか

3−5.トップダウン型組織からチーム型へのマネジメント転換

・家族的経営から、チーム型組織への変革
・管理職、中間マネジメントをうまく育成させきれていない

会社のTOPの方は、普段自らを振り返る機会はそう多くはありません。

振り返ったとしても、自分の意識できる範囲に限定され、「やっている」と思っていても「できている」かどうかは大きな差があります。

我流でやってきた経営者、自信がある経営者こそ、にはまっていることもあるばす。実はエグゼクティブコーチングをスタートするタイミングと言えます。

成果を出す経営者とエグゼクティブ・コーチング(出典:CSES 調査レポート)にあるように、コーチングの位置付けが高まっていくと考えています

4.エグゼクティブコーチングが必要なタイミング(3つのサイン)

「エグゼクティブコーチングをいつはじめるといい?」と迷っておられる経営者、エグゼクティブの方。

ご自身の成長を阻んでいるサインを見逃していませんか?
コーチングが必要なタイミング、社内でどんな兆候が現れてきた時がいいのかについて解説します

4-1.サイン①:会社が「踊り場」に差し掛かっていると感じたとき

【兆候】 ・ ここ数年、売上や利益が横ばい
・「これだ!」と自信を持って言える打ち手の精度以前より低くなってきた
・ 競合やユーザーの見え方、変化のキャチがややズレが生じている
【原因】 ・ 成功体験でここまで順調。だがトレースでなく「リ・ビルド」が必要
・ ただその解決することに目が向かないくらい余裕がない
・ たとえ打ち手がわかっていても、目の前のタスクについ目が行く
【獲得】 新たな視点やアプローチのいくつかが手に入る
・ 考えが及ばない、本質的な課題のありかが見えてくる
・ 穴に陥っていることに気付き成長戦略を再構築できる

4-2.サイン②:リーダーシップ課題が表面化し始めたとき

【兆候】 ・ 長く一緒にいる社員の態度や会話がよそよそしくなってきた
・ 社員の普段の会話が減ってきた。会議での会話のほとんどが自分
・意見を言いづらそう。仕事のモチベーションが低いと感じる
【原因】 ・ 経営者がTOPダウンで決めている。意見にダメ出しが多くなっている
・ 部下メンバーがやっていることにマイクロマネジメントしすぎている
・ 社員の仕事への向き合い方に違和感を感じ信頼関係が築けていない
【獲得】 ・ 「信じて任せる」。事業の拡大に必要なマネジメントが手に入る
・ 社員の主体性を引き出し成果を出すサイクルの理解が進み実行
・ あれこれ言わなくて現場が回り出すので自身に余裕ができる

4-3.サイン③:意思決定や事業スピードが鈍化してきたとき

【兆候】 ・ 重要な判断に時間がかかる。判断する材料入手に手間とコストUP
・ 自身の最終判断優柔不断になっている
・ 事業のことを考えているのが自分だけでは?と思うことがある
【原因】 ・ 不確実な環境での決断力の低下
・ 現場を信じ切れていない。任せ切れていない
・ 自分が正解を出すものだと今までの流れに倣ってしまっている
【獲得】 現場を信じられるようになる。曖昧さがなくなる
現場に任せられるようになる。スピーディーに判断できる
・ 現場の考えが自分の考えとなり自信を持って意志決定できる

上記のサイン1~3のサインに少しでも当てはっているなら、コーチングを取り入れることを検討してみてください。

日々行う細かな打ち手は今までの体験から盲目的に期待をしたくなるものです。

「明日はきっと好転する」と。

ただそう思ってずるずる時間ばかり過ぎてしまうのも事実です。

陥りやすい個人の「認知バイアス」を自覚して、グッドスパイラルに好転できる兆しを掴んでください。

・ 目の前の事業・組織の課題感
・ 本質的には何を解決するのがいいのか
・ そもそもなぜ解決したいのか

エグゼクティブコーチとセッションを通じて自身をストレッチ。

自らの手で事業・組織の成長を手に入れるきっかけを掴んでください

5.経営者向けエグゼクティブコーチング導入の流れ

5-1.ヒアリングとコーチのマッチング

コーチングの会社だけでなく、コーチングを個人や、副業でちょこっと小遣い稼ぎにやっている人、自称コーチは数知れません。

その中で、本当に期待する効果を出せるエグゼクティブコーチはほんの一握りです。

一般的な、ライフコーチングはテーマが身近でコーチにとっても気軽にできるのですが、エグゼクティブの方が対象だと取り扱うテーマの難易度はぐっと上がります。

「コーチが笑顔でやさしそうだからこの人にしようと」とフィーリングが合うとか、年齢が近いというだけで選ぶのは避けた方がいいです。

相性とは「どんなテーマを得意としているのか、どんなテーマなら経験や知見が多い」かとうことです。

Zoomオンラインでエグゼクティブコーチングのセッション中、画面の上がコーチ、下がクライアントの画像

(自身が話したいことをまずは口に出すことから。出てきた言葉から何が本質か、意外と気付いていくもの)

20代30代の方でエグゼクティブコーチングができる人はいると思いますが、それ相応の経験や組織マネジメントの知見、どう組織をマネージしてきたのか。経営や組織、人間関係、コミュニケーションの修羅場をどれだけ超えたことがあるのかといったことは普通のサラリーマンでは経験が難しい。

こういった本質的なこと、事前に押さえておきたいことは問い合わせ、自身が抱えた経営課題や組織課題に向き合えるエグゼクティブコーチかどうか判断をしてみるといいでしょう。

コーチングはマッチングが9割とはどういうことを指すのか、参考にしてください

5-2.導入(トライアル)セッション

事前の問い合わせで完結しない場合は、実際にコーチングを受けてみるといいでしょう。

コーチの問いがどんな感じか、どんな流れで進んでいくか。短時間でもなんとなく感触は掴めると思いますのでトライアルを取り入れてください

初めての場合は コーチングのセッションとは 何かを知っておくと安心です

エグゼクティブにとって自己の振り返りができているかどうか気になるところ。コーチとのセッションは思考の整理をしてみたい

(※コーチとのセッションで自己解像度が高まり、事業が前に進むマネジメントや部下育成や組織改革の優先したい取り組みが見えてきます)

5-3.定期コーチングセッション

コーチングをスタートすることになれば、数回(ペイサーの場合6回セットを1コース)からはじめることを推奨します。

コーチングを1回取り入れてみて、スッキリクリアになればそれはそれでいいです。

ただスッキリクリアに整理されたそのあとで、本当はどんな自分でありたいのか、そこから見えてくる(見つかる)ことを放っておいてしまうのはもったいない。

エグゼクティブコーチングを受けている画像

(ゆったりして、自分の思いを深く内省する機会は、ビジネスの勝ち筋が見えることにつながる)

もっと言えば、1回で終了し、セルフモニタリングをしないと元に戻ってしまうのが人なのです。

習慣化して、前の状態に戻らせず、むしろプラスをどんどん作っていって、回数を重ねていくほどに、
自己のバージョンアップをしていく人がペイサーのクライアントのほとんどです。

月1回/半年の6回で自分をより成長させる。もちろん事業も組織も伴って。そのためのエグゼクティブコーチングと思われるのがいいでしょう

5-4.振り返りと次のアクション設計

コーチングのセッションでは、次に向けての思考の整理と、ともに、優先度を上げた行動を決め実践をすることをご自身の約束としてもらいます。

「研修で行動計画を立てたけど実際やらずに身に付かなかった」とはよくあるパターンですがそうならないためにも、コーチがその場で立ち会う(決めたことを受け取る)という位置付けです。

注意しないといけないのは、レベル高い目標だけでなく、ステップバイステップで実現できること。アクション設計の1歩は難しくならないよう、コーチが手綱を引いて導くようにします。

経営の課題や組織マネジメントは、「これやります」と言っても、コトはそう簡単にできるものではありません。

下調べ、段取り、調和、ルール、組織の論理、MVVとの調整、といった、背景にある文化・風土形成を踏まえないといけませんので、こういったことも考慮しつつ設計し、実行に向け、スモールステップで成果を出していくことが望まれます

6.経営者向けエグゼクティブコーチの選び方

6-1.経営、組織の視界、人材視点での対話が可能か

ただ単に「話をしてスッキリした」では何も変わりません。

ある調査では、目的や目標を明確にして成果に向けて具体的なアクションプランや期限を決め、高い要望をするエグゼクティブコーチがいると事業成果が上がるという報告があります。

いわば経営者自身に「セッションの目的とゴールを明確」にできる力、次のセッションまでに「実行を伴った経験学習を回してもらう」セッションスタイルをコーチ取れなければなりません。

コーチには、経営や事業の視界を、同じように持てるのか。具体的な数値や基準があるのなら本質的な意味をイメージし理解できるのか。事業を動かすための組織構造を踏まえ経営者に達成に向けた意欲喚起を起こすことが出来るのか。

「事業の成長」「自己の変化」という結果を求めたいエグゼクティブの方なら、そんな同じ視界に立てるプロのコーチを選んでみください。

なお、ペイサーの場合プロのコーチとはどんな人なのか、オンラインコーチング > エグゼクティブコーチ一覧(ページへ)を参考にしてください

6-2.組織運営の経験、経営視点があるか(コーチ自身の経験)

基本事項となりますが、コーチ自身が事業や組織運営の経験豊富かどうかも重要です。

コーチ自身の経歴・職歴、知見や経験に基づいた「問い」「アドバイス」は、より納得度の高いものとなるでしょう。

自分と同業界・職種の経験を求める必要はありません。性別・年齢も関係ありません。

  • そのコーチはどのような経験をしてきたのか
  • 自分にない視点を持っていそうかどうか
  • 志向価値観はどうなのか

コーチングのコーチを選ぶには、相性を含め実際に話してみることをお勧めします。

経営者とサラリーマンでは、意識、思考、価値観がかなり違いますので、エグゼクティブコーチの資質として、経営フィールドの経験や日々経営者と高いレベルで議論しているかがエグゼクティブコーチに求められるのです。

エグゼクティブ層の自己変革において、コーチングはひとつの手段でしかありません。重要なのは、自身がどれだけ向上心や変革を意識できるか、そして行動に移せるかどうかです。

トップがトップであり続けるためには、常に先を行く必要があります。さらなる自己研鑽を積み重ねたいと考えているのであれば、エグゼクティブコーチングを選択肢のひとつに入れその価値を体感してください。

コーチが、上位職級の事業や組織運営の経験が少ない場合は、コーチングの質が良くないことが起こりうります。受けた人の感想として、コーチングは気持ち悪い意味ない、うさんくさい と思われることがあるくらいです

6-3.資格や認定(CPCC、ICFなど)の有無

コーチングは国家資格ではありませんが、民間の教育機関で研修コースを設置しています。

ペイサーのコーチは全員CPCCを取得しております。

かつ、資格取得だけではエグゼクティブとの対話は噛み合いませんので、リクルートのHR系出身者で固め、経歴で実践の経験があるか、今現在もHR領域でコンサルティングサービスを提供している人に厳選しています。

ちなみに、資格:CPCCを取得するには、CTIの各コース(計104時間)を受講し、さらに上級コースでの学習や実践を重ね、最終試験に合格する必要がありますので、資格取得には一定のハードルが設けられています。

一方で、コースは基礎コースからあり、基礎コースでも一定のスキルが学べ、そこでコーチと名乗ることは可能です。

副業でコーチングをしてみたいと研修会社で数時間学んでも自分は「コーチ」ですと言えばコーチですので、資格は、上位の資格をコーチを選ぶ際の最低条件くらいに考えてください

7.ペイサーのエグゼクティブコーチ紹介

エグゼクティブコーチングでサービスを提供するプロフェッショナルエグゼクティブコーチを紹介します(株式会社ペイサー/プロコーチ)

7ー1.人材育成・マネジメントに知見がある専門プロコーチ

ペイサーでは、人材、組織、マネジメントに知見がある、厳選されたプロコーチ陣がコーチングを提供しています。

全員リクルートHR領域出身、人材、組織、マネジメント領域の経験者が揃っています。

もちろんプロの証、米国 CTI認定資格 「プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ」取得者。

経営者、管理職、マネジャーの悩みや意思決定に対応できるよう、人材、組織開発、マネジメントに知見がある人ばかりです。

マネジメントの悩みを解決したい人は解説ページ>>マネジメントが上手くいくポイントも参考に。

経験値があるプロのコーチから繰り出される問いかけに答えていくだけで、自ずと高いレベルで成果創出に向けたピープルマネジメントの実践が可能です。

正解にいかにスピーディーに近づけるかはマネジメント次第。究極まで高められる機会を手に入れることは、事業貢献に大きな力になるはずです

7ー2.事例:大和コーチ(スタートアップのマネジメント課題向け)

以下、プロのエグゼクティブコーチ、代表コーチ 大和 直紀コーチの事例を紹介します。一部匿名で紹介します。

とりわけ、スタートアップの経営者には人材課題が事業の成功の鍵を握っていることは間違いありません。

のみならず、中小・ベンチャーでは人材課題、ピープルマネジメントを自分の味方にしないと成果は出ない。そんな経営者(事業責任者)のマネジメントを磨き上げるエグゼクティブコーチングです。

★(テーマ:課題感)

・  事業成長の壁は「人」で超える。経営者のための『伴走型ピープルマネジメント』
・  「優秀な人材を採用したはずなのに、なぜか定着しない…」
・  「事業計画はあるのに、組織がうまく動かず、実行スピードが上がらない…」

もしTOPのあなたが「見えない壁」を感じているなら、その原因は事業戦略やビジネススキーム、また個人の能力ではなく、成果を最大化するためのピープルマネジメントにあるのかもしれません。

大和コーチは、そんな経営者・事業責任者のための『ピープルマネジメント特化型』のエグゼクティブコーチングです。

★(コーチの思い)

違いは明確。コーチとはいえコーチング対象のエグゼクティブの「思考のパートナー」としてありたいという根底の思い。

そして、事業成果の創出にはアイデアや戦略、資金や運だけでは決してない。

人を信じて任せる「マネジメント」がそこにあるかどうかだ、という強い信念を持っています。

だから、型にはまったコーチングでひたすら「どうしますか?」「どうありたいですか?」と問い続ける表面的なセッションとは一線を画しています。

クライアントの事業を共に動かす「思考のパートナー」として、組織の成果を最大化するというゴールを共有します。

★(リアルセッション)

時には、同じ立場や視点でいられるように、組織の中にある小さな兆しやメンバーの発言、部下のしぐさまで、セッションの中で拾い、受け止め、当事者と同じように感情を乗せます。

まるで当該企業の経営メンバーの一員であるかのように、事業のリアルシーン、トラップ、組織図、そして時には部下一人ひとりの名前や性格まで深く共有してもらいながら、共に頭を悩ませ、自分ごとのように具体的な打ち手を導き出せるような問い掛けをするのです。

その問いかけに、エグゼクティブが身を委ね答えていけば、今までこんがらがっていた景色から霧が晴れてくるようにすーっと解決への一筋の明かりが見えてくる。

いつの間にか思考が整理され、行動となるマネジメントがバージョンアップされ、道が開けてくるのです。

★(現場の情報から)

・  「Aさんは、論理展開は抜群だけど、メンバーには冷たい発言に映っているな」
・  「重たい案件をやりたがらないAさんについて、Bさんが「あのままでいいのですか」と言ってきた」
・  「ROAS10倍? 無理ですよ。できません」と口にするマーケ担当のαさんにどう向き合うのがいいか」

そういった細やかなfactから導かれ、独自の『マネジメント伴走型』アプローチで、組織を生命体へと変える。

大和コーチののセッションは、単なる対話で終始するのではなく、
何がそこに潜んで、言葉として出てくるのか思いの裏側に焦点を当てて、言葉の受け止めまで吟味し、課題解決のための明確なプロセスシナリオに変えてくれるのです。

★(セッションサイクル)

・ <見立てる(Assess)> :マネジメント課題の本質を特定する

なぜ指示がうまく伝わらないのか?
なぜチームに一体感が生まれないのか?
その根本原因を、リーダー自身の思考のクセや、組織の成長段階、メンバーの心理状態から客観的に「見立て」ます。

・ <仕立てる(Tailor)>:明日から使える打ち手に変えるマネジメント設計

特定した本質的課題に対し、具体的な解決策を「仕立て」ます。
「部下のAさんには、この言葉でいったんビジョンを語ってみる向き合い方」
「Bさんとの1on1では、まず彼の不安を聞き出す」というレベルまで。
リアルで実践的なコミュニケーションプランを共に設計します。

・ <巻き込む(Involve)>:個の力を、組織の力へ導くマネジメントシナリオ

設計したプランを実行し、メンバーを「巻き込み」ます。
セッションでの振り返りと微調整を繰り返すこと。チームを単なる「個の集まり」から、同じゴールを目指す「一つの生命体」へと変容させていきます。

★(クライアント(お客様)の声)

・ 「彼はコーチというより、もう一人の共同創業者ですね」
・ 「組織の考え方がガラッと変わりました、というくらいガツーンと衝撃を受けましたね」
・ 「なるほど。マネジメントってこういうことだったのか。今まで成果が出ないわけですね」

★(匿名事例)

(ITスタートアップ CEO C様)
創業期を乗り越え、社員が30人を超えた頃から組織の歪みを感じていました。大和さんのセッションは、抽象的な話が一切なく、常に「じゃあ、明日〇〇さんに何て伝えますか?」と、実行できるレベルまで一緒に考えてくれる。

まるで事業の当事者のように伴走してくれたおかげで、幹部、ミドルマネジメントが育ち、私は次の事業の柱を考える時間を作れるようになりました。

何より、経営者の自分が幹部、マネジャーに任せていると思っていたけど実際はそうじゃなかったと気づけたのが大きい。
既存の事業は、幹部と若手管理職で責任を負っていくようにしました。ただ放任でなく目的と意図を込めて。

TOPたる自分は新規事業(新サービスの立ち上げ)に集中し、プレッシャーがある中、創業家だからできる第二の柱を作っていくミッションに注力していきたい。

生々しく、泥臭く、しかし着実に成果を出すプロセスこそが、ペイサーが提供するエグゼクティブコーチングの真価です。本質的な「ピープルマネジメント」の実践こそが、事業成長の最短ルートであると、コーチ全員が確信しています

7ー3.エグゼクティブコーチ(スタートアップ、ベンチャー経営者向け)

全コーチがHR関係の経歴と、現在も特化してコンサルにも従事しているコーチ。

だからこそ、人材と組織がうまく回るメソッドと知見を持ち合わせ、各人のツールとしてセッションを繰り出せること。いわゆるピープルマネジメントを解決する専門家コーチとお考えください。

廣瀬 信太郎コーチ:人材開発、組織開発、制度設計の知見を備えた経営者のパートナー

石井 由香梨コーチ:多様性、グローバル、異文化組織マネジメントの解決に定評ある

由井 俊哉コーチ:1on1ミーティングの立ち上げ経験と大手企業の組織開発に強い

渡辺 晶子コーチ:キャリアカウンセラーの資格も持ち、個人のキャリアの悩みに寄り添う

酒井 雅弘コーチリクルート取締役の経歴、国際コーチ連盟認定の資格取得コーチ

藤井 卓哉コーチ:採用・育成・人材組織開発領域のコンサルティングの知見が活かしてアプローチ

小河 泰隆コーチ:成長ステージにあるベンチャー、スタートアップのマネジャーへの知見が深い

8.エグゼクティブコーチングの費用相場とペイサーの料金

8-1.一般的なエグゼクティブコーチングの費用相場

エグゼクティブコーチングの費用コーチによって異なりますが、1回のセッションあたり5万円ー10万円、もしくはそれ以上10~30万円(時間は1H~1.5H)と料金には幅があります。

経営コンサルティングに近い料金設定と考えるとイメージしやすく、経営TOPと事業についての課題や悩み、事業の方向性について理解し合える高度なビジネスアセットを備え、事業と組織を動かしてきた経験を持つエグゼクティブコーチが担っているゆえの費用相場と考えられます。

契約期間では月1回のセッションを半年間・計6回、あるいは1年間・計12回、継続して実施されます。

その期間、コーチはエグゼクティブ(経営者、幹部役員)の行動促進、行動変容に長期に関わり続け、エグゼクティブの方は、自身の強みを発揮し、無理なく、自らの可能性拡げることができるのです。

そういう意味で、たとえば料金が1回20万円であった場合、エグゼクティブの方がコーチングのその後、自社の事業へのインパクトをもたらすかによって、金額に妥当性あるかどうかは明白です。

クライアントの満足度が継続の判断基準ですので1回20万円でそれに見合った価値の提供ができているのなら(事業へのインパクトがそれ以上)1年以上に渡ってコーチングは継続しますし、逆にそれほど効果がなければ契約は即終了となります。

長期に渡ってコーチがコーチングを提供しているとすると、それはエグゼクティブコーチングが料金以上の事業貢献を経営者や社長、幹部役員にもたらしているということであり、エグゼクティブの意思決定に影響力を持ち、何かしら事業価値につながっている証拠といえます。

一方で価値に見合うコーチングを提供できる「エグゼクティブコーチ」は世の中にそう多くはいません。

コーチングのスクールに行っていくら勉強してスキルを使ったとしても、経営のフレーム、その企業独自の事業モデル事業構造組織の事情を深く、しかも繊細に理解していないと、とんちんかんな問いに終始してしまいます。

よってエグゼクティブコーチには、事業だけでなくマネジメント経営の立場意志決定をしてきた経験や、事業・組織の課題にどれだけ直面しクリアした経験があるのかが問われてくるのです。

20代、30代でエグゼクティブ向けにコーチングをするのは、たとえコーチ本人はできると思っていても、実際やってみると、クライアント側の期待に応えにくいのはこういった事情もあるようです。

現場での下積みのプレイング経験を重ね、組織マネジメント事業責任経営へステップを踏んで、どれだけ修羅場をくぐり抜け、また自分の血肉にし、学びを積み重ねているかがコーチの素養とて求められているのです。

「コーチの背景、経歴、職歴は妥当か」また「経営者や事業に明るいか」。エグゼクティブにとって経営を左右するコーチの「良質問い」を毎回のセッションでシャワーのように降り注ぐことができるコーチか。

さらにクライアント以上に「本気で経営に向き合ってくれる」かをコーチ選びの基準にしてみてください

8-2.ペイサーの料金プランと特徴

ペイサーでは「エグゼクティブコーチングコース」と「エグゼクティブ向けスポットコーチング」の2種類をご用意しており、料金は1回60分でそれぞれ下記のとおりです。

・ エグゼクティブコーチングコース:330,000円(税込)月1回セッション6ヶ月(計6回パック)

・ エグゼクティブ向けスポットコーチング:1回 55,000円(税込)

※いずれもZoomオンライン(※ 対面の場合は別途お見積)

コースごとにコーチングの回数やペースなどが異なりますので、詳しくは > オンラインコーチングのページをご覧ください

8-3.匿名ケースによる導入事例

エグゼクティブとは守秘義務があるため、個別具体的にはopenにできませんが、以下に事例として、エグゼクティブを一部紹介をします

 

(導入事例)

なぜ「高い基準」は部下に伝わらないのか?
(セミナー集客企画会社 社長とのセッションより)

・ 社長の課題:「リーダーのコミットが欲しい。リーダーに視点を上げてもらいたい」

・要望:熱意が空回りする無力感から抜け出してエネルギーを高めたい

・対話から:「何度伝えても、リーダーの行動が変わらない。クオリティへのこだわりを伝えているのに上がってくるものを仕上がりレベルにがっかりしてしまう…」。

・悩みどころ:「何が悪いのか」「伝えることは伝えている」

セッションがスタートしてまもなく、事業への社長の熱意が空回りしているような、無力感さえ感じました。

(セッションでの目覚め)

社長の「意図」は、部下にどれくらい(何%)伝わっていますか?

社長:「大和コーチとのセッションで、私は一つの「不都合な真実」を明らかにしました。それは、コミュニケーションの恐ろしいほどの減衰率です」

社長:「自身(社長)伝達割合は良くて60%くらいかな」

コーチ:「その前に発信する社長の意図自体が100%明確になっていない可能性もあるでしょう」

コーチ:「受け取るリーダーにとっても、自身の枠組みの中で「解釈」というフィルターを通して理解するため、意図したことは減退します。6割ほど伝われば御の字です」

コーチ:「さらに、リーダーからその部下への意図の伝達の問題。リーダーの解釈が入っているので社長の意図はそこから更に下がっていくでしょう」

社長:「こちらも良くて60%くらいかな」

コーチ:「さらに「実行」の精度の問題も出てくるでしょうね」

社長:「そうだな、70%くらいかな」

と考えれば、そもそも100%のことを伝えられない中で、意図通りに行動できるものでない。

社長の意図が仮に20%でも実行されれば、それは上出来と言えるのです。

今回の場合、こうなります。
「仮に、意図90%程度→ 解釈60%程度→ 解釈60%程度→ 実行70%程度」=だいたい25%の精度で仕上がってくる。

という現実を直視したとき、社長は「伝えた『つもり』になっていた」と気づきました。

問題は部下の意識ではなく、コミュニケーションの設計そのものにあったのです。

いくら何回説明して伝えても、「伝わらない」ものなのです。

(具体的成果)

一つの行動で、組織の「解像度」が劇的に向上。

コーチの大和は、魔法のような解決策ではなく、今日からできる確実な一歩に焦点を当てました。

それは、「伝えたあとの『確認』を、思った以上に丁寧に行うこと」。

社長がこの1週間、部下との対話で「私は今こう伝えたけど、どう受け取った?」「この仕事で一番大事なポイントは何だと思う?」という「確認」を徹底することにしたとのことです。結果、チームに驚く変化が生まれました。

解釈の変化、減退の改善、にとどまらず、です。

これまで指示待ちだったメンバーから「確認」することを通じて、自分の意見が言える双方向のコミュニケーションの機会が以前より確実に増えたとのこと。

リーダーからは「社長のこの前の「意図」を考えると、この進め方の方がいいと思ったのですが?」という提案が、まだ小さな兆しですが、出てきて組織の変化にもなりそうとの事実です。

これは、ペイサーのコーチングが目指す変化のほんの一例です。

小手先のテクニックではなく、組織が抱える課題の本質を「見立て」ること。

多様な選択肢から最善の方向を見つけ出す問いかけ。そうやって具体的な行動を「仕立てる」ことで組織を着実に成功へ導いていくのです。

 

毎日ように、経営、マネジメントで個々の問題をクリアして、成果への実行を繰り広げています。

・外資エネルギー会社の経営者(CM)

・教育プラットフォームサービス提供会社のCEO

・BtoB、toCサブスク事業展開のエグゼクティブ、役員

・DX事業展開のCxO

・医療法人の経営者

・大手監査法人のパートナー、MD

・流通小売向けサービス、クラウド提供のエリア責任者

・国内インテリア大手上場企業の戦略関係会社の代表取締役

・上場HRサービス会社役員

それぞれの方が、事業の目的設計、組織への打ち手、マネジメントプランを策定中。

問題の対処だけでなく、いかに事業、組織の課題が出ないように、むしろ先手で事業の二手三手先のあるべき姿を大胆かつ緻密に描き、事業を作っていけるようセッションの場を作ること。

思考の整理、行動の意志決定と実行により、エグゼクティブコーチングが事業のインパクトを作り出す、起点にしてもらっています

9.経営者向けエグゼクティブコーチングによくある質問(FAQ)

9-1.どのくらいの期間で成果が出る?

成果の定義にもよりますが、だいたい2、3回のセッションをすれば、人生や仕事面、人としての大きなインパクトをもたらすものです。

テーマが重くのしかかっている方には、初回の1回目で目覚める方がいらっしゃいます。

「初回、あるいは2回目でクリアした」。それはそれでとてもいいこと。

一方で、そうなればさらに上位のテーマが出てくるもので、そのテーマの解消に次のセッションで臨むようになるものです

 

9-2.費用対効果はどう考えればよい?

「コンサルでなく、しかも自分で答えを出す」「なのにいいコストだ」、と考える方がいらっしゃいます。

一方、経営者にとって思考がすっきり整理され、事業に打ち込めるエネルギーで全身が満たされるならそんないいことはない、という方がいらっしゃいます。

まさに人それぞれですが、こう考えませんか。

悩みに脳が使われている時間とエネルギーがあるのなら、コーチングでスッキリ整理。

マイナスを排除、同じエネルギーをプラスに振り向け事業や組織、打ち込んでいく。

ただそれだけで、今までのその何倍、何十倍の事業の成果が出るとすれば、エグゼクティブにとってコーチングは確度の高い筋のいい投資と考えていいのでは、と感じます

9-3.経営以外のテーマ(人間関係・キャリア)も扱える?

経営のテーマより、むしろ、経営や戦略を前に進めるための、人材マネネジメント、成長支援、人間関係についてのテーマが少なくありません。

人間関係・キャリア、ピープルマネジメントを高めていきたいエグゼクティブの要望は、書籍や研修、他コーチングでは、事業を深く理解した個別具体性に届くような期待に応えられないものなのです。

経営や事業推進には、マネジメントや人材育成は切っても切れないもの。本質的な課題をいかに見つけ、解きほぐしていくのかは、プロコーチの力量が本当に左右されます

9-4.守秘義務や情報管理は大丈夫?

プロコーチは、セッションで話に登ってきたことは他言無用。情報管理は徹底しています。

たとえば、企業人事の方からご依頼がある場合に、「人事に共有して欲しい」と言われるケースがありますが、基本はお断りとなります。

情報が筒抜けだと、コーチング対象者の方との信頼関係が築けないとはご理解いただけるかと思います。

他にもクライアントの実績についての表記を考えればわかりやすいでしょう。企業のロゴやインタビュー記事に表示すれば分かりやすいですし、企業の営業にもなります。

ですがペイサーの場合、クライアントの実績は慎重に扱うべきものと考え、匿名性高く表記しています。
安易に他に出してはいけない「レベルの高い本質的な情報(雑談レベルでない)」と考えますので、クライアントさんは遠慮するものです。

企業のロゴや、受けた人の声の実名表示はコーチングサービスを提供している会社は、もっと慎重にするポリシーを大切にしています

10.エグゼクティブコーチングが提供できる会社のご紹介

10-1.株式会社コーチ・エィ

1997年にスタートのグローバル・コーチング・ファーム。創業者が米国のコーチングに出会い、日本でコーチ・トレーニング・プログラムの提供を開始したことが始まりです。コーチ・エィ アカデミアを事業に持っています。東京をはじめ、ニューヨーク、上海、香港、バンコクの世界5カ所に拠点があります

10-2.ビジネスコーチ株式会社

2005年設立、エグゼクティブコーチングマーシャル・ゴールドスミス氏のメソッドで経営層やリーダーの成長支援・組織開発を行っています。人事制度設計や wevox、CheckPoint360、ProfileXTといったアセスメントサーベイを提要しています

10-3.株式会社ペイサー

2018年設立。コーチはリクルートのHR系出身者のみ、人と組織マネジメントに強いプロフェッショナルコーチが所属しています。

マイクロ法人、中小・零細企業の社長、経営者から、中堅・大手(プライム企業)のシニア、エグゼクティブへ事業を前進させるマネジメント切り口にしたコーチングを特徴にしています。ペイサーのコーチングがエグゼクティブになぜ選ばれるのか詳しくは「オンラインコーチング>選ばれる理由ページへ」

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コーチングは「まだよくわからない。。」、「なんだか難しそうでハードルが高い。。」と思っていませんか?

そんなイメージを少なくできるよう、コーチングそのものの疑問にお答えする「無料オンライン面談」(約45min)、中小企業の経営者の悩みに触れる「法人様 トライアル」(約50min)をご用意しました。はじめてのコーチングは、私たちペイサーをお試しください。

会社単位で、マネジャー・課長層や部長層にコーチングを実施したいと考えている方は「法人向け『管理職』コーチング」ページをご覧ください。

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この記事の監修者

大和直紀
大阪市立大学(現大阪公立大学)経済学部卒業 株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)入社。人材事業の営業、商品企画、制作に従事。38歳でリクルートを早期定年退職。その後スタートアップ、ベンチャー企業の執行役員、取締役として主に組織・人材開発の領域に従事。
2016年からエグゼクティブ向けコーチングをスタート。現在、経営者・幹部クラス向けコーチングを複数社に提供。また20代の若手クラスを対象には寄り添うコーチ役でいる。コーチング実績、累計約1,700時間、120人以上。コーチング、1on1ミーティングサイト「ペイサー」を運営。

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