１．サービスモデルの概要
1ｰ1．サービスモデルの基本概要
＊ 顧客は誰か ： 仕事や人生の課題や悩みや迷いから自身を解き放ちたい人、ビジネスパーソン
＊ サービスの提供価値： 自分の力で前に進む道筋を見つけ、自分の力で解決にたどり着ける
＊ 期待したい効果： 悩みから抜け出しスッキリクリアに進む方向が見える。ワクワク感が増す
＊ 対価： 金銭、サービス料金は提供会社によって幅がある１回１〜5万円
1ｰ2．提供スタイルの内容
・ スタイル： 対面でのセッション、オンラインでのセッションがあります
・ 時間： １回60分程度、頻度は２週間に１度か１ヶ月に１回で実施
・ 曜日時間： コーチとクライアントがスケジュールを調整し互いに柔軟に設定
・ 期間： クライアントのニーズ、目標の程度による。短期では数回、長期には１年以上の伴走期間
専門的な事案に対応できるようプロフェッショナルコーチや、専門領域の経験があるプロが担っています。
1ｰ3．提供する人
コーチは国家資格ではありませんが、国際コーチング連盟（ICF）認定コーチといった民間の研修会社の資格を持つプロフェッショナルが行なっています。
1ｰ4．受ける対象者の具体例（ペイサーの場合）
⚫︎ ライフバランス、人生設計をより高めたい個人
ｰ ストレス管理や生活の質の向上、WLBの改善を目指す人
⚫︎ ビジネスパーソン（主に若手）
ｰ キャリアアップやチェンジを考え、目標設定に課題がある社会人
⚫︎ プロフェッショナルや管理職（中堅、シニア）
ｰ マネジメントとチーム業績に責任を持つマネジャー
⚫︎ エグゼクティブ（経営、役員）
ｰ 事業・組織作り、経営課題へのアプローチをしたい主に経営層
※ ちなみに、エグゼクティブ・経営者向けコーチングについて、効果や受ける人、また費用相場についての情報を用意していますので参考にしてください。＞＞エグゼクティブ・経営者向けコーチングの効果、受ける人、選び方、費用相場
⚫︎起業家・個人事業、フリーランス
ｰ ビジネス成功のための自身の立ち位置の思考を高めたい人
⚫︎ 士業、医療従事（医師、歯科医）
ｰ 事業・組織作り、多拠点展開を考え経営者としての一面を持つ人
⚫︎継続的な自己成長を追求する人
ｰ 新たな気気付きによる自己認識や自己成長を高めたい人
2．間違えたくない2種類のサービス
2ｰ1．コーチングを「学ぶ」サービス
いわゆるコーチングのスキルを「学び」、コーチングとしてを今後スキルを使いたい人向けのサービス。
会社で部下にコーチングスキルを使いたい人、将来プロコーチとして生業としたい人向けの研修プログラムを提供している会社のサービスです。
コーチングを学ぶ、あるいはコーチング研修会社とキーワード検索しますとヒットします。
2ｰ2．学ぶサービスのモデル
１ ．サービス提供側 ： 学ぶプログラムの開発・提供
2．サービス受講側 ：プログラムへの参加（サービス料金を支払い）
2ｰ3．コーチングを「受ける」サービス
コーチから、コーチングをクライアントとして「受けたい」人向けのサービスです。
もやもやから脱して、目指す姿により早く近づけるようにプロのコーチとセッションをします。
2ｰ4．受けるサービスのモデル
1．サービス提供側 ： クライアントの悩み把握、セッションの提供（問いかけ＝質問）
2．サービス受け側 ：セッションの参加（サービス料金を支払い）
2ｰ5．どちらのサービス
どちらもコーチングサービスと言うことができますので混同しがちです。
研修会社からサービスを学ぶのか、プロコーチからサービスを受けるのか。
それぞれ提供している価値は違います。また対象となる人は違います。中身については別物くらいに捉えてもらうのがいいでしょう。
※なお以下、ここで言うコーチングサービスについては、コーチングを受けるサービスとして述べていきます。
3．コーチングサービスの期待できるメリット
3ｰ1. 自己解像度が高まる、自己認識を深める
毎日忙殺されて過ぎ去っていく時間。自分自身を振り返る時間を持つのは難しいものです。
タスク処理に陥り、目的、目標が見失われていくのです。
コーチングセッションでは、今何のために取り組んでいるのか。自身の価値観や強み、持ち味を引き出すため対話を通じて、内省を促します。
3ｰ2. 目標達成を加速させる
コーチングでは、明確な目標、ゴールの設定と達成するための具体的な優先順位や計画のサポートを行います。
たとえば、以下のような課題を解決します。
- 自分の将来、漠然と不安がある。何がやりたいのか決めたい
- これからのキャリアについて次のステップを見つけたい
- マネジメントを預かる中でチームのパフォーマンスを向上させたい
3ｰ3. 行動、実行とスピード感を向上させる
目標と問題を特定して、次の実行のための具体的なアプローチに早く気づきます。
自分がやりたくなる選択肢が決まると、あとは実行するだけですので、スピード感が増すのです。
まれに低すぎたり高すぎる目標をコーチの（やや誘導）問いでで置いてしまうことがあるかもしれませんが、それはコーチの問いの質が間違っているためです。長続きしません。
目標ややることが明確になると立ち止まることが減るので、ストレスから解放されます。クライアントはスピーディーで効果的にが前に進むことができるようになります。
4．提供されるコーチングサービスの種類
ひと口にコーチングサービスといっても、実は専門分野（領域）は分かれており、さまざまな種類があります。
広義で捉えたコーチングサービスを含めますと、かなり幅の広がりがありますが、参考まで述べていきます。
＜キャリアコーチング＞
ｰ 個人のキャリアキャリアアップ、キャリアチェンジをサポートするものです
＜ライフコーチング＞
ｰ 個人のライフバランス、生きがい、自己実現をサポートします
＜ストレングスコーチング＞
ｰ 自身の強み、傾向が見つかり、思考のクセや盲点が見えてくる。他者理解を促進できるもの
＜ビジネスコーチング＞
ｰ 主にビジネスパーソン向け、実行性を高め目標に導くものです
（会社で上司が部下に行う1on1ミーティングのことを指すこともあります）
詳しくはビジネスパーソン向けコーチングの語句説明の情報を用意していますので参考にしてください＞＞ビジネスコーチングとは？ 受ける人･目的･効果･料金について
＜エグゼクティブコーチング＞
ｰ 経営層向けに迷いなく意思決定できるよう、また、マネジメント、リーダーシップ向上を目的としています
参考までに弊社HPで経営層向けコーチングの概要も併せてご覧ください、» エグゼクティブ向けのコーチングを受けるタイミングです。
＜チームコーチング＞
ｰ チーム全体のパフォーマンスやコミュニケーション向上を支援するものです
＜組織開発コーチング＞
ｰ 組織全体の課題解決や自社組織「らしさ」の風土・文化を作っていくことを支援します
サーベイを用いて職場エンゲージメント向上プログラムとしても実施
＜スキル（開発）コーチング＞
ｰ 営業スキル、カスタマースキル、対人コミュニケーションなど、特定のスキル向上が目的です
5．サービスを受ける個人が利用するきっかけ
個人がコーチングサービスを利用するのは、それぞれの状況や目標に応じて異なります。ここでは各個別個人それぞれのきっかけについて述べていきます（※ペイサー利用者2024年調べ）
主に以下のような要因が挙げられます。人生の重要な転機や節目に直面したときに生じることが多いです。
5ｰ1. 自身の成長や自己実現をしたい人
- 明確な目標の設定が欲しい
- 「本当は何をしたいかわからない」といった漠然とした不安を解消したい
- 目標を達成したいが、具体的な計画や方向性を見い出したい
- 意欲はあるが、意欲をどこに向けるのがいいか見極めたい
- 自分の能力を高めながら新しい挑戦や役割を担いたい
- 自己認識クリアにしより良い選択をしたいと考える
5ｰ2. キャリアアップをしたい人
- 昇進や昇格、キャリアアップのタイミングやチャンスを活かしたい
- キャリアを高める準備を今のうちに整えておきたい
- 職場での行き詰まりや成長の鈍化を正常なスピードに戻したい
- 将来に向けた、転職、起業や独立の計画の心積りをしておきたい
5ｰ3. 人生の節目、転機、環境のの対応
- 転職やキャリアチェンジ向けた準備を整えたい
- 転職や、キャリアの壁打ち、伴走者が欲しい
- 結婚、家族の変化など、人生の重要な転機でブレをなくしたい
5ｰ4. 漠然とした将来の不安をなくす
- 今の仕事と生活をこのまま続けていいのか考えたい
- 忙しい仕事の中で、人間らしい感情や時間をセルフコントロールしたい
- 自己肯定感を高め、自分らしく自信を持ちたい
- 人生のバランスを取り戻したい
5ｰ5. 書籍やSNSに触れて気になった
- 書籍に行くとやたら目に止まるコーチングが気に掛かる
- 職場でうまくやっている同期がコーチングを受けていると聞いて
- 上司が「コーチングが役に立つ」と勧められた
- スキル獲得の研修で学んだことがあるが、実際自分が受けて体感したいと思った
6．ビジネスパーソンはコーチングサービスに何を期待しているか？
ビジネスで起きている課題解決や目標達成をサポートする手段として、コーチングサービスを活用しています。
社長やエグゼクティブ（経営層）は、コーチングサービスに対して、自身のマネジメントやリーダーシップや意思決定能力の向上をはじめ、組織全体のパフォーマンス向上に直結する支援を期待しています。
また、戦略的思考のプロセス支援や個人的な課題解決の壁打ちに役立つと考えています。
具体的には、以下のようなサービスへの期待があります。
6ｰ1. 成長の踊り場を突破
（期待内容）
・成長が停滞した時の組織の再活性化、突破口を見つけたい
・組織や個人が直面している壁を乗り越えるための新たな視点や解決策を得る。
・環境の変化に迅速に適応するための解像度を高めたい
6ｰ2. 組織マネジメントの向上
（期待内容）
・社員のエンゲージメントを高めパフォーマンスを向上したい
・組織全体をスムーズに生産的なものにするためのリーダーシップを発揮したい
・社員のモチベーションと仕組みづくりによりりリテンションを高めたい
・効果的なコミュニケーションを強化し、信頼と協力を築き働く意欲を高めたい
6ｰ3. 自己認識と自己改善
（期待内容）
・自分自身の強みを客観視し、自己成長したい
・自己の思考の罠、パターンを認識したい
・コーチからのフィードバックを活用した行動変容を遂げたい
6ｰ4. リーダーシップの向上
（期待内容）
・自身のリーダーシップスキルを磨き、チーム力を高める方法を手に入れたい
・多様なメンバーを束ねるマネジメントスタイルを持ちたい
・困難な状況でも立ち向かえるセルフマネジメントを立てたい
6ｰ5 信頼できる相談相手から気付きの獲得
（期待内容）
・経営者としての孤独感を解放させ、信頼できるパートナーに相談できる場を持ちたい
・社内では話せない悩みを打ち明け、解決の兆しを見つけたい
・感情面のコントロールをし、困難な局面での冷静さを保ちたい
さてここまで読んでコーチングサービスを体験（トライアル）セッションなるものやってみたいと思った人に、ペイサーではキャンペーンを用意しています。まずはお気軽に利用してみてください
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7．コーチングサービスを提供している会社・個人の特徴
コーチングサービスを提供している法人や個人は、多岐にわたる背景や専門性を持ち、クライアントのニーズに応じた多様なサポートを行っています。
法人が提供するコーチングサービスは、組織的な規模や専門性を活かし、体系的なプログラムや広範なサポートを提供することが多いです。
それぞれの特徴を以下に整理します。
7-1. コンサルティング会社
大手向けのビジネス戦略や組織改革を専門としている企業が施策の手段としてコーチングサービスを提供。
また中小企業向けに特化した企業がパートナー会社のプロコーチング会社と提携してサービス提供している。
7-2. 人材開発・研修企業
リーダーシップ育成や1on1ミーティング研修の一環として実際にプロからのコーチングを提供。
リクルートマネジメントソリューションズなど人材系大手企業。
7-3. 専門コーチング企業
コーチングに特化し、コーチングを学びたい人向けのサービスや法人向けのプログラムを展開。
コーチ・エイやCTIジャパンなど、コーチング専門企業。
たとえば、ペイサーでは専門領域を、マネジメントや人材育成、組織開発テーマに特化。人材組織開発、マネジメント、コミュニケーションに経験があるコーチが在籍しています。参考まで» コーチを探すページへぜひどうぞ
7-4. ウェルネス・ウェルビーイングサービス提供企業
メンタルヘルスや、マインドフルネスを目的としてコーチングを提供。
8．個人でコーチングを提供しているコーチの特徴
個人コーチは、特定の分野やニッチなテーマに特化し、柔軟なサービスを提供します。
8-1. 独立系プロフェッショナルコーチ
NLPやCPCC、SF認定資格を持ち、個人向けにサービスを提供。
主にキャリアコーチング、ライフコーチング領域で活躍。
コーチングの流派、種類を、少し違う観点でまとめていますので一度参考にしてみてください＜＜コーチングの種類、違い 、流派・思想
8-2. 元経営者やスタートアップ支援者
自ら起業経験を持っている経営者（VC含む）、その経験からスタートアップや起業家向けに提供。
コーチングとコンサル、ティーチングを含んで各ステージをサポート。
8-3. スキル特化コーチ
営業や新任リーダー、マネジャー向けにスキルの獲得向け。
8-4. コーチングサービス提供者に求められる要件
・クライアントの細やかな要望や隠れた潜在ニーズを汲み取る力
・提供サービス領域への深い専門性と知見
・再現性ある経験値を含めた実績や信頼性
・コーチ自身の情熱と欲求、コーチ自らの変革体験
法人や個人のいずれも、プロフェッショナルコーチであれば、クライアントの目標達成を信じ、伴走支援を自分の人生の目的としている人たちです。
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